「にじのきらめき」は、大粒でなめらかな食感と良好な食味を持ち、夏の高温にも強いことが特徴のお米です。比較的新しい品種なので名前を初めて聞く方もいるかもしれませんが、暑い地域でも品質を保ちやすいお米として栽培が広がっています。
FUJI RICEでは、静岡県富士宮市の田んぼで令和8年産のにじのきらめきを育てています。この記事では、農研機構が公表している品種情報と、実際に田んぼで育てている私たちの記録を分けて、味・食感・栽培上の特徴を紹介します。
にじのきらめきとはどんなお米?
にじのきらめきは、農研機構が育成し、2018年に公表した水稲品種です。農研機構は、高温耐性と倒れにくさに優れ、大粒で外観品質がよく、食味も良好な品種と説明しています。
名前には、虹のように多彩な特徴を持つことと、炊き上がったご飯がつややかに見えることへの期待が込められています。コシヒカリとほぼ同じ時期に収穫でき、関東・東海を含む各地へ栽培が広がっている品種です。静岡県でも奨励品種の一つとして扱われています。
品種そのものの詳しい説明は、FUJI RICEのにじのきらめき紹介ページにもまとめています。
にじのきらめきの味と食感の特徴
大粒で、一粒の存在を感じやすい
にじのきらめきは、コシヒカリと比べて粒が大きい傾向があります。炊いたご飯を口に入れたときに一粒ずつの存在を感じやすく、ふっくらした見た目も特徴です。
ただし、実際の食感は水加減、浸水時間、炊飯器、精米からの日数でも変わります。「品種名だけで誰が炊いても同じ味になる」というものではありません。初めて炊くときは普段の水加減を基準にし、好みに合わせて少しずつ調整するのがおすすめです。
なめらかさとうま味がある
農研機構は、にじのきらめきの食味を「なめらかでうま味があり、コシヒカリと同等」と紹介しています。大粒の食べ応えと、食事に合わせやすい味わいを両立した品種といえます。
実際に育てて食べている私たちの感想も、これに近いものです。コシヒカリよりも粒が大きく、一粒一粒がしっかりしていて食べ応えがあります。この粒感が、私たちがにじのきらめきを気に入っている一番の理由です。
暑い夏に向くとされる理由
稲は、穂が出たあとに米粒へでんぷんを蓄える「登熟期」に高温が続くと、玄米が白く濁る白未熟粒が増えることがあります。見た目の品質が低下しやすくなるため、暑い地域の米づくりでは大きな課題です。
にじのきらめきは、高温条件でも玄米の外観品質が低下しにくい品種として育成されました。また、稲の丈が比較的短く、倒れにくいことも特徴です。これらは品種全体について試験された性質であり、毎年の収穫を保証するものではありません。実際の出来は、その年の気温、雨、風、水管理などにも左右されます。
私たちがコシヒカリからにじのきらめきに切り替えたのも、まさにこの暑さへの強さが理由でした。コシヒカリは夏の高温にやられて玄米が白く濁り、品質が落ちてしまうことがあります。暑さに強い品種を探して行き着いたのがにじのきらめきで、切り替えてからは暑い夏でも透き通ったきれいなお米に仕上がっています。
富士宮で育つ令和8年産の現在
FUJI RICEでは、富士山麓・富士宮の田んぼで、水の状態と稲の成長を毎日確かめています。記事を書いている7月は、稲が茎の数を増やしながら成長し、これから穂をつくる時期へ向かう大切な季節です。
2026年7月11日現在、田んぼは雑草もほとんど出ておらず、分げつ(茎が枝分かれして本数を増やすこと)も良い調子で進んでいます。稲は青々と茂り、新米の収穫まであと71日。ここから出穂・登熟と、お米の味が決まる季節に入っていきます。
田んぼの変化は令和8年産の生育記録に追記しています。現在の様子は24時間田んぼライブでも確認できます。天候によって見え方は変わりますが、予約したお米が育つ場所を収穫前から見ていただけるようにしています。
白米と玄米はどちらを選ぶ?
届いてすぐ普段どおりに炊きたい方には白米が向いています。FUJI RICEの白米は、ご注文を受けてから精米して発送します。精米後は時間とともに風味が変化するため、涼しく湿気の少ない場所に置き、夏場は密閉容器に入れて冷蔵庫の野菜室などで保存すると扱いやすくなります。
玄米は、ぬか層を残した状態で受け取りたい方や、ご家庭で食べる分だけ精米したい方に向いています。玄米食を初めて試す場合は、炊飯器の玄米モードの有無や浸水時間も確認してください。どちらにするか迷う場合は、食べ方、保存場所、家庭で精米できるかを基準に選ぶと決めやすくなります。
令和8年産は10月上旬から順次発送
FUJI RICEの令和8年産にじのきらめきは、収穫と検査を終えたものから、2026年10月上旬より順次発送する予定です。天候や生育状況によって前後する可能性があるため、現在の進み具合は生育記録でお知らせします。
品種の特徴だけでなく、どこで誰が育て、今どの段階にあるかまで確かめて選びたい方は、令和8年産新米の予約ページで白米・玄米と容量をご確認ください。
参考情報
富士宮の田んぼで育つ令和8年産にじのきらめきを、白米・玄米、必要な容量から選べます。新米の予約内容と発送予定を確認する
