12月12日。
今日は朝から強い風が吹き続け、外に出ると落ち葉が一気に舞い上がるほどでした。冬の冷たい空気の中で、風の強い日は景色がより澄んで見えるものですが、その代わり体の芯まで冷えてしまうような寒さでもあります。
そんな中、今日の富士山はいつもとは少し違って見えました。
つい数日前に雪が降って、きれいな雪化粧をしていたはずの山頂。しかし今日は、その雪がだいぶ減ったように見える。 「溶けたのかな?」と一瞬思うのですが、実はそうではありません。
富士山の山頂付近は、地上とは比べものにならないほど風が強く、吹きつける風によって雪がどんどん飛ばされてしまうのです。 白さが薄く見えるのは、太陽の暖かさではなく、自然の力によって“削られた”結果。
ただそこに立つだけで私たちを励ましてくれる富士山も、実は常に自然の厳しさと向き合っているのだと思うと、見えてくる景色の意味がまた変わってきます。
そんな風の強い今日、ふと心に浮かんだのが 「今日が人生でいちばん若い日」 という言葉でした。
気温も空気も風も季節も、そして私たちの心も、同じ日は二度と来ません。 富士山が風に負けずそこに立ち続けるように、私たちも今日という一日を積み重ねながら少しずつ前に進んでいく。
寒さに負けそうになる季節ですが、だからこそ、温かい気持ちも大切にしていきたいですね。

