数日続いた天気の崩れがようやく落ち着き、今朝は久しぶりに富士山の姿をはっきりと見ることができました。 夜明け前の静かな空気の中、少しだ明るくなっていく空とともに、雪をまとった富士山がゆっくりと姿を現していきます。 やがて日の出の光が差し込み、山頂が淡い赤色に染まっていくその瞬間は、時間が止まったように感じられ、しばらく言葉も出ませんでした。

年末が近づくと、どうしても気持ちは慌ただしくなります。 今年中に終わらせたいこと、やり残したこと、来年に向けて考えなければならないこと。 頭の中がそんな思いでいっぱいになる中で、こうして変わらずそこに立ち続けている富士山を眺めていると、自分がどれだけ小さなことで焦っていたのかに気づかされます。

富士山は、昨日も今日も、そしてきっと明日も同じ場所にあります。 天気が良い日もあれば、雲に隠れる日もあり、雪をかぶる日も、何もない日もあります。 それでも変わらず、ただそこにある。 その姿を見ていると、「今は今でいい」「焦らなくても大丈夫だ」と、静かに背中を押されているような気持ちになります。

今年も残すところ、あとわずか。 振り返れば、うまくいったこともあれば、思うようにいかなかったこともありました。 それでも、こうして朝を迎え、同じ景色を眺められること自体が、何よりの幸せなのかもしれません。 今日という一日を大切に、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思います。