
月の夕暮れ時、空が青から深い藍へと変わる頃、
富士山が静かに姿を見せていました。
日中は雲に隠れていた山頂も、日が落ちる頃には薄く雪化粧をまとい、
その白さが淡く浮かび上がるように光っていました。
麓では住宅の灯りがぽつりぽつりと点き始め、
日常の暮らしの気配が暖かい色となって風景の中に広がっていきます。
この暗くなる直前の時間は、一日の仕事を終えて
自然と深呼吸したくなる瞬間でもあります。
田んぼは稲刈りを終え、静かな冬入りへ。
今年も無事に収穫を終えられたことに感謝しながら
また春から始まる作業へ思いを馳せます。
富士山は、そんな循環の中でいつも変わらずそこにあって、
雪が積もるたびに季節の移り変わりを教えてくれます。
冷たく引き締まった冬の空気。
シンとした夜へ沈む直前の静けさ。
そして、灯りの奥でそれぞれの家庭が温かい食卓を囲む時間。
忙しい毎日の中で、こうして立ち止まるひとときが
自然からのご褒美のように感じられます。
今日も一日、本当にお疲れさまでした。
どうか身体を温めて、ゆっくり休める夜となりますように。
そしてまた明日も、富士山麓の暮らしを楽しんでいきたいと思います🌙
