冬の澄んだ空気の中、ほんの一瞬だけ富士山が赤く染まりました。

太陽が山肌に角度を変えて当たり始めると、グレーに近い雪面が赤みを帯びて輝く出し、まるで山そのものが息をしているように感じます。

赤富士は、朝の低い角度の光が富士山に反射したときにだけ生まれる現象で、特に冬の冷たい空気・空の透明度・雲の位置など、さまざまな条件が揃うことで見られると言われています。

その時間はほんのわずか。気づけば光の色は変わり、山肌は再び青い影へと戻っていきました。

人間の都合やタイミングとは関係なく、自然が見せたいときにだけ姿を見せてくれる。

まさに一期一会の景色。

この赤富士を見られる時、早起きして外へ出たこと、自分の目で見られたことに心から感謝したくなります。

今日も小さな奇跡に気づける1日でありますように。